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予防接種(成人編)

高齢者用肺炎球菌ワクチン

肺炎は日本人の死因の第3位で、亡くなる方の約95%が65才以上の高齢者の方です。

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。ただし肺炎球菌以外の感染による肺炎を防ぐことは出来ないので、手洗い、うがい、マスクなどによる予防は大切です。

接種者対象者

  1. 令和5年まではその年度に65才、70才、75才、80才、85才、90才、95才、100才になる方。その後はその年度に65才になる方。
  2. 接種日現在、60才以上65才未満で心臓、腎臓、呼吸器、免疫機能に重度の障害(身体障害者手帳1級程度)がある方。

接種対象者1については、接種対象となる年度直前の3月末に予診票が送付されます。接種対象者2について、希望する方は保健予防課へ申し込みが必要です。

自己負担額 4000円 (生活保護需給世帯等は無料)

風疹・麻疹ワクチン

風疹流行が報告されています。大人が風疹にかかると重症化しやすく、脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症をおこすことがあります。

風疹に対して以下の方の接種が求められます。

  1. 妊娠を希望される女性とその家族
  2. 昭和37年~平成元年に出生した男性
  3. 昭和54年~平成元年に出生した女性
  4. 医療関係者、保育園・幼稚園・学校などに勤めている方

風疹ワクチンを受けていない人は麻疹ワクチンの接種回数も不十分で、麻疹に対する免疫も弱い方が多いので、MRワクチンで接種されることをおすすめします。

新宿区では

  1. 19才以上の妊娠希望の女性
  2. 1の女性の配偶者又はパートナー
  3. 風疹抗体価が低い妊婦の配偶者又はパートナー

以上の方を対象に風疹対抗検査費用及び予防接種費用の助成制度があります。対象の方は区役所にお問い合わせ下さい。

帯状疱疹ワクチン

子供の頃に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが、体内に潜んでおり普段は人間の免疫力によって活動が抑えられています。

加齢やストレスなどで免疫力が低下すると帯状疱疹を発症します。

帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらかに帯状に出現し、強い痛みを伴うことが多いです。

帯状疱疹に罹患した50歳以上の患者さんの約20%が、帯状疱疹後神経痛といって発疹が治まっても長い間痛みが続くことがあります。

また稀ではありますが、角膜炎をきたし視力が低下したり失明したり、難聴や耳鳴りなどをきたすこともあります。

特に糖尿病や高血圧症・心筋梗塞・腎機能低下などの疾患を患っている方には帯状疱疹の予防接種をお勧めします。

持病がなくても50歳以上の方であれば接種可能です。

当院では2種類のワクチンを扱っております。効果と費用を比較しご検討ください。

①乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

生ワクチンで1回皮下に接種します。帯状疱疹発症予防効果は5年で50%前後、帯状疱疹後神経痛予防効果は60%程度あります。費用は1万円弱となります。妊婦や免疫不全の方には使用できません。

②シングリックス

2カ月の間隔で合計2回筋肉に注射します。帯状疱疹発症予防効果は約10年で90%程度、帯状疱疹後神経痛予防効果は85%程度あります。費用は1回につき2万円強となります。

 

50歳以上の新宿区民の方は2023年4月より上記2種類のワクチンのどちらかひとつのみを助成する制度が始まります。必ず区から交付された予診票をご用意のうえ、電話でご予約下さい。御負担金がありますのでご注意ください。

予診票は①03-5273-3859(平日8時30分~17時15分) ②FAX03-5273-3820(24時間受付 氏名・生年月日・住所・電話番号を記載して送付) ③新宿区役所第二分庁舎分館1階 保健予防課窓口 などで交付されます。詳しくは新宿区のHPをご覧ください。 

インフルエンザワクチン

インフルエンザにかかると肺炎や脳炎などをきたすことのある感染症です。ふつうのカゼとは異なりますので、予防をお勧めします。 

問診票のダウンロードはこちらになります

新宿区では

接種日現在65才以上の方

接種日現在60才以上65才未満で心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能に重度の障害(身体障害者手帳1級程度)がある方。

以上の方を対象に予防接種費用の助成制度があります。詳しくは区役所にお問い合わせ下さい。

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