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予防接種(乳児~小児編)

予防接種によって予防できる病気(VPD:Vaccine Preventable Deseases)から子供たちを守るためには、必要なワクチンを適切な時期に、適切な回数接種することが重要です。
当院では御両親の御希望と御都合にあわせながら接種スケジュールを御提案していきます。

同時接種について

1回に2種類以上のワクチンを同時に接種することに対し、現在次のことがわかっています。

  1. 複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種して、それぞれのワクチンに対する有効性について、お互いのワクチンによる干渉はありません。
  2. 複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種して、それぞれのワクチンの有害事象、副反応の頻度が上がることはありません。
  3. 同時接種において、接種できるワクチン(生ワクチンを含む)の本数に原則制限はありません。

このことにより日本小児科学会ではワクチンの同時接種は日本の子供たちをワクチンで予防できる病気から守るために必要な医療行為であると考えています。
当院でも日本小児科学会の考えにのっとり、御希望に応じて同時接種を行っています。
ただし、肺炎球菌ワクチンは接種後に発熱を生じやすいため、当院では単独接種でのみ行っておりますので、御了承下さい。

ワクチンの種類について

生ワクチン

生きたウイルスや細菌の病原性を、症状が出ないように極力抑えられた製剤です。自然感染と同じように免疫ができるので、1回の接種で充分な免疫を作ることができます。
しかし、自然感染より免疫力が弱いのでワクチンの種類によっては2~3回の接種が必要なものもあります。
生ワクチンを接種後、他の生ワクチンを接種する場合には4週間あける必要があります。
生ワクチンにはロタワクチン、BCG、麻疹・風疹ワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンがあります。

(注)ロタワクチンは重症化を防ぐワクチンになります。

不活化ワクチン

ウイルスや細菌の病原性を完全になくして免疫を作るのに必要な成分だけを製剤にしたものです。1回の接種では充分な免疫ができないため、ワクチンによって決められた回数の接種が必要です。

不活化ワクチンを接種後、他のワクチンを接種する場合には1日あける必要があります。
不活化ワクチンにはヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、4種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、日本脳炎ワクチンなどがあります。

ワクチンの副反応について

接種部位が赤く腫れたり、硬結を作ることは、どのワクチンでも起こることがあります。熱が出ることもあります。
麻疹ワクチンや小児肺炎球菌ワクチンは比較的熱が出やすいことが報告されています。

病気の発症や合併症など、重大な副反応も報告されています。
おたふくかぜワクチン接種により、数千人に1人(約0.05%)無菌性髄膜炎をきたすケースがありますが、自然に罹患した場合では100人に2人(約2%)に無菌性髄膜炎をきたします。

また、ワクチンによる無菌性髄膜炎は普通は悪化しないといわれています。副反応があっても接種するのは、病気にかかった場合の方が重大な合併症をきたすことがあるからです。

御心配な点がありましたら、医師にご相談ください。

小学校入学前に追加接種しておくワクチンについて

小学校入学前にMRワクチン(麻疹+風疹)とおたふくかぜワクチンの2回目を忘れずに接種してください。おたふくかぜワクチンは任意接種のため、自費となり予診票は送られてきませんのでご注意ください。

また、四種混合ワクチンを4回接種により獲得された百日咳に対する抗体と、ポリオに対する抗体が学童期に低下することがわかってきました。実際に小学生の百日咳にかかる人数が増えていることが報告されています。日本小児科学会では、任意接種となりますが、三種混合ワクチン(DPT)と不活化ポリオワクチンによる5回目の接種を推奨しています。

予防接種の予約について

ワクチンの確保をするため、電話での予約をお願いしております。月・水・木・金曜の午後2時30分~3時は予防接種のみを実施しますので時間予約となります。
その他の曜日や時間帯を御希望の場合は日にちのみの予約となりますので、当日に順番予約システムもあわせて御利用下さい。
延期やキャンセルをされる場合には必ず早めにご連絡をお願い致します。

予防接種にあたり

接種当日の朝に家で熱を測り体調の変化が無いことを確認してください。予診票を必ずお読みになり事前にご記入ください。
予診票、母子手帳(念のために保険証と乳児証)を忘れずにご持参下さい。

各予防接種について

(不:不活化ワクチン 生:生ワクチン)

A.生後直後より接種できるワクチン B型肝炎ワクチン(不)
B.生後6週より接種できるワクチン

ロタワクチン(生)

C.生後2ヶ月より接種できるワクチン ヒブワクチン(不)
肺炎球菌ワクチン(不)
D.生後3ヶ月より接種できるワクチン 4種混合ワクチン(不)
E.生後5ヶ月より接種できるワクチン BCGワクチン(生)
F.1才より接種できるワクチン MR(麻疹・風疹)ワクチン(生)
水痘ワクチン(生)
おたふくかぜワクチン(任意)(生)
インフルエンザワクチン(不)
G.3才より接種できるワクチン 日本脳炎ワクチン(不)

子宮頸がんワクチンについて

ヒトパピローマウィルス(HPV)感染は子宮頸がん、喉頭がん、外陰部・膣がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの発症に関与していることがわかっています。ワクチン接種により90%以上の感染予防効果があります。ワクチンに含まれないタイプのHPV感染による頸がん予防のために、子宮頸がん検診は必ず受けるようにしてください。

小学校6年生~高校1年相当の女子が定期接種の対象となります。男性も接種可能ですが任意接種となります。

日本では持続する疼痛や運動障害などの多彩な症状の出現により、長らく接種勧奨が中断されたまま今日に至っています。海外だけではなく、国内のその後の検討においてもHPVワクチン接種による多様な症状発症の明らかな関与はみとめられていません。

ワクチン接種後に機能性身体症状が疑われる患者さんに対しては、専門医療機関のバックアップ体制など綿密な医療体制がひかれております。

女性の出産子育て年齢期において、子宮頸がんの発症率は第1位となり、日本では毎年約3000人もの若い女性が命を失います。これを防ぐためにはHPV感染予防と子宮頸がん検診が大切となります。

 

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